本年は、延期されていたオリンピック・パラリンピックが開催される年です。なにがどうなっているのかは皆目検討がつきませんが、様々な問題が取りざたされ、一筋縄には行かないようでありますが、滞りなく・円滑に進められることを祈るばかりです。
　さて、それに関連した話題として、武田鉄矢流にまな板の上に乗せるべきものはスポーツ障害です。それには協議中や練習中に突発的に起こる急性スポーツ障害（スポーツ外傷）と、特定の競技種目に特化することによる慢性スポーツ障害があります。
　急性スポーツ障害の中でも急性期の治療と慢性期に移行したときの治療とに別れ、その見極めが大変重要です。最近当院では後者に該当する、ゴルフの競技後や練習後に側胸部の痛みを訴え、多くの場合肋骨にひびが入ったと誤解されやすい筋組織の障害の患者様が何例かおられ、対応させて頂いております。
　また、慢性スポーツ障害は大まかに分類し、オーバーユース症候群、インピンジメント症候群、エントラップメント症候群に分けられ、それぞれの対応を取らせて頂いておりますが、なんと申しましてもスポーツ競技者の鍼治療に対する反応性は共通して顕著で、大変スリリングで、楽しい症例だと思う今日この頃です。
　当院では安全対策を施して皆様のお越しをお待ち申し上げております。